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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

他人と自分の体を入れ替える実験が教えてくれるもの:Machin To Be Another Lab

自分の体を他人の体と入れ替えてみたいーーーーー。それは、誰もが一度は持ったことがある願望ではないだろうか。将来、テクノロジーの発展によって、その願望がかなう日がくるかもしれない。でも、もしその日が待てなくても、「疑似体験」する方法がある。 バル…

市民はどんな未来を予想しているのか:U.S. Views of Technology and the Future

市民がどのよう未来像をもっているかは、社会にとって非常に重要なことだ。未来は「やってくる」のではなく、自分たちで「創る」のであって、その担い手は言うまでもなく現在の人々、すなわち私たち自身だからだ。人々の今の思いを知れば、ある程度未来を予…

燃え上がるオーディオ・ビジュアライザー

音楽を可視化する「オーディオ・ビジュアライザー」は世の中にあまたあれど、こいつはかなり迫力がある。デンマークの物理学者グループが作った「パイロ・ボード(Pyro-Board)」だ。 次のビデオを見れば、パイロ・ボードがどのように「音楽をビジュアライズ…

米国コーヒーチェーン店の地勢図:Coffee place geography

以前、アメリカに住んでいた頃、近所に素敵なコーヒーショップがあった。家族で経営していると思われる小さな店舗の「売り」は手作りのワッフルで、日曜日の朝、ワッフルとコーヒーを買って道に面したオープンテラスでひとときを過ごすと、なんだか豊かな気…

コーヒーショップ地図から人の営みを量る:Independent Coffee Shops by MIT Media Lab

オンラインでの情報のやりとりが急速に拡大している中でも、地域の情報はまだ、人と人との直接のコミュニケーションによって得られるものも多い。ご近所さんや商店街の行きつけの店、様々な地域の活動を通じ、対面のコミュニケーションによって伝わるそれら…

古地図のデジタルデータをオープンソース化:Open Access Maps at NYPL

ニューヨーク公立図書館(New York Public Library: NYPL)が、所蔵する2万点を越えるの地図の高解像度デジタルデータをオンラインで公開する、と発表した。地図データはNYPLのDigital Collectionsページで閲覧できる。また、Map Warperのページから無料で…

DARPAが開発する「トランスフォーマ」:ARES developed by DARPA

米国国防高等研究計画局(DARPA)が開発するドローン型航空機ARESは、まるで「トランスフォーマ」のようだ。 ARESとはAerial Reconfigurable Embedded Systemの略。外観はオスプレイのようなVTOL(垂直離着陸機)だが、"Reconfigurable"という名称が示す通り…

iPhone派/Android派でわかる裕福さ

上図:ワシントンDCでの、iPhoneユーザ(赤)、Androidユーザ(緑)、Blackberryユーザ(紫)の分布 Gnip、mapbox, Eric Fischerのコラボによる可視化プロジェクト、navigable mapsは、2011年9月以降のツイートを集めたデータベース。そのデータは、Twitter…

癌を嗅ぎ分けるハエ

ミバエ(蝿の一種)が、がん細胞の匂いを感知する能力をもっていることを、独・コンスタンツ大学の研究者チームが発見した。(Cancer-sniffing fruit flies start to glow if they smell sickness | DVICE)これまで、犬や蜂なども癌の匂いを感じる能力をも…

クールな電動一輪車:Ryno by Chris Hoffmann

少し前までのテクノロジーは、時にものごとを巨大に、また複雑にし、「人間的」とは正反対にある感覚もあった。しかし、人類の知見がさらに深まることによって、テクノロジーはコンパクトでシンプルなものに戻ってきたように思う。テクノロジーは、人にやさ…

筋肉のように柔らかいロボットスーツ:Robotic Ankle by CMU etc.

今、介護やリハビリテーションの分野にロボットが急速に普及している。この度カーネギーメロン大学、ハーバード大学などの共同研究チームが開発したRobotic Ankle=ロボット足首もそのひとつだ。しかしこのロボットは、従来のロボットと違って、とても「柔ら…

民間航空100周年を記念するコンテンツ:In Flight by Guardian

民間航空会社、いわゆる「エアライン」が誕生して今年で100年。それを記念して、英ガーディアンがスペシャルコンテンツ"In flight: see the planes in the sky right now"を公開している。このコンテンツの目玉は、世界中の空を飛行中の航空機をリアルタイム…

実用化が進むマルチコプター型空陸両用車:Advanced Tactics Black Knight/Panther

複数のプロペラを搭載した飛行体、いわゆる「ドローン」が巷で話題になりはじめたのはついこの前だが、実用的な機体開発はすでに進んでいる。Advanced Tactics社の"AT Black Knight/Panther Transformer"は、その代表的なプロジェクトだろう。AT Transformer…

車輪も脚もない移動体:Super Ball Bot by NASA

NASAが開発中の惑星ローバー(地球外惑星に着陸、探査する移動体)”Super Ball Bot”は、従来の探査車とはまったく趣きを異にするものだ。棒と紐を組み合わせたその外観は、まるで手作りの工芸品のようで、形を変えながら移動する姿は新種の生き物のようにも…

サンタのソリをホンダが作ったら:Santa's New Sleigh by HONDA

長い間使い続けていたソリに、サンタは不安を感じ始めていた。新しいソリを作る時がやって来たようだ。かねてからあたためていたアイデアを描いたスケッチをもって、サンタがむかった先は…。 ホンダのホリデーシーズン向け映像"Santa's New Sleigh"は、サン…

今、地球に吹いている風を見る:Earth Wind Map by Cameron Beccario

以前このブログで紹介した「東京風速」は、東京都内に吹く風をリアルタイムに可視化するウェブコンテンツ。東京在住のCameron Beccarioによるクールな作品だ。そのCameronが、さらにスケールの大きい最新作を発表した。地球全体の風を可視化する、その名も"E…

美しい月の出の映像:Full Moon Silhouettes by Mark Gee

Mark Geeの映像作品、'Full Moon Silhouettes'は、ニュージーランド、ウェリントンのビクトリア山から上る満月を撮影したもの。山の稜線から立ち上る月が、展望台に集う登山者たちを美しいシルエットとして浮かび上がらせる。 その夜、人々は月の出を観るた…

ほんのりと心が暖かくなるアップルのTV広告:Apple Holiday TV Ad - Misunderstood

大げさな表現はないのに、何度も見たくなる映像というのがある。アップルのTV広告、'Misunderstood'もそのひとつになりそうだ。 ホリデーシーズン。久しぶりに実家に集うハリス家の人々。その中にひとりの少年がいる。多感な時期の少年らしく、少し斜に構え…

太陽と砂で動く3Dプリンター:Sun-powered, sand-fed 3D-printer by Markus Kayser

瞬く間に普及した3Dプリンター。扱える材料はABSやPLAといった樹脂系だけでなく、金属を立体造形するものや、木材を使うものもある。しかし、ロンドン在住のデザイン科の学生、マルカス・カイザー(Markus Kayser )の発想はさらに先を行っている。彼が3D…

ドローンが街を監視する近未来:Our Drone Future by Alex Cornell

サンフランシスコ・ゴールデン・ゲート・ブリッジを上空から監視するミッション。その「パイロット」は、観察した状況を適宜、地上へ報告する。「橋の上には189台の自動車が走行しています。480人の市民がいます。……橋梁の南棟に、微小な構造欠陥が見られま…

5秒間の人生:Life in Five Seconds by H-57

ミラノに拠点を置くクリエイティブ、H-57の「ミニマリスト・ピクトグラム・フローチャート」は、単色のピクトグラムを使った「人生の縮図」。制作は2011年から行われているが、この度'Life in Five Seconds'となって出版された。ちょうど'Brain Pickings'に…

ユーザエクスペリエンス(UX)の名言:Meaningful and notable quotations about user experience (UX) from Quora

Quoraというサイトがある。ユーザが投稿した質問に、他のユーザーが答えるというしくみで、日本で言えば「はてな」や「教えてgoo」に近いものだ。ただ、Quoraの質問や回答は、とてもウィットやユーモアに富んでいて、さすがコミュニケーションを重視する英語…

ペーパープロトタイピングの可能性

ペーパープロトタイピングというのは、文字通り、紙を使ってプロトタイプを作ること。主にUI/UX(ユーザ・インタフェース/ユーザ・エクスペリエンス)デザイナーが、アプリケーション・インターフェースを設計する際に使われている手法だ。紙と筆記用具、は…

今、飛んでいる飛行機を教えてくれるサイネージ:British Airway's #Lookup Campaign

ビルの屋上に設置された巨大なデジタル・サイネージ。その上空を、旅客機が横切る。 すると突然、サイネージに表示されている子供が立ち上がり、飛行機を指差して、追いかけるように歩き出す。その横に現れたテキストは、こう書かれている。「見て!バルセロ…

「モノノカタチ」をディスプレイするデバイス:inFORM by M.I.T. Media Lab

M.I.T.メディアラボの石井研究室が今週公開した'inFORM'は、上下する900本のプラスチックの棒によって、空間に立体的な形を描く「表示装置」。深度カメラが取得した3次元物体の形状を、リアルタイムに、立体として「再現」する機能を持つ。この斬新なデバイ…

宇宙考古学〜人工衛星を使って古代を探る:Space Archaeology

考古学というと、地面を少しずつ丁寧に掘りながら遺物を見つけ、そこから過去を推測する学問というイメージが強い。大学時代、考古学を専攻する友人がいたが、ある遺跡に何日間も滞在し、朝から晩まで土を掘る作業を行っていた。日に焼けて真っ黒な姿は、研…

ルンバ・アート:Roomba Art!

いつの間にか、家庭に浸透したルンバ。知人にもルンバを持っている人は多いし、我が家にも「一匹」いる。ルンバがやってきた時こんなブログも書いたように、ルンバのランダムな動きを見ていると、自動走行の掃除機と言うよりもペットのような気分になってく…

移動する街:A Very Large Structure by Manuel Dominguez

建築家ロン・ハリスが「歩く街」を提唱したのは1960年代。ハリスの斬新なアイデアは当時注目を集めたそうだが、今は忘れ去られてしまった。それから50年、ハリスのアイデアを現代の技術で蘇らせようというプロジェクトが提唱された。スペインの若手建築家・…

中国の大気汚染状態をリアルタイムで知る:Real-time Air Quality Index (AQI)

テレビや新聞、ネット上で、中国の大気汚染の報道が続いている。中国に行ったことがない僕は、当初、少し大げさな報道をしているのではないか、と疑っていた。政治的な軋轢が高まっている時期であり、心理的な操作もあるのかもしれない、という警戒心が働い…

ファイル拡張子はどう発音すべきか?

画像ファイルのフォーマットにPNGというのがある。拡張子が'.PNG'となっているファイルだ。先日、この拡張子はどう発音するのが正しいのか、という議論になった。「ピング」なのか「ピー・エヌ・ジー」なのか?で、調べてみようと思った。ニコニコニュースに…

ジェットエンジンの製造に3Dプリンタを使う時代が来る:GE's forecast about 3D-printers

出典:Investors.com GE: 3D Printers To 'Touch' Half Of Its Manufacturing 最近、注目を集める3D-プリンター。「ものづくりの方法を革命的に変えるだろう」という期待を込めた熱い声がある一方で、精度やコストなど課題も多く、まだ本格的なものづくりに…

日々のDDoS攻撃を可視化する:The Digital Attack Map by Google

Googleが作成した"The Digital Attack Map"は、日々世界中で発生しているDDoS攻撃を可視化するコンテンツだ。DoSとは、"Denial of Service"の略語。大量のデータを送りつけて、サーバーや通信回線を正常に機能させなくしたり停止させてしまうような、いわゆ…

長生きと健康のトレードオフ:Global Burden of Disease Study

保健指標評価研究所(Institute for Health Metrics and Evaluation)による「疾病による負担の国際調査("Global Burden of Disease Study")」は、50カ国、302の機関の486名の研究者が5年をかけて、世界の健康と死亡について、かつてない大規模な調査を行…

データはすべてを教えてくれない

クーリエ・ジャポン2013年11月号の特集、「そして『理系』が世界を支配する。」は、興味深い内容だった。センセーショナルなタイトルはともかく、いくつかの記事には間違いなく将来への示唆やヒントがある。この特集で取材された出来事や発言には、賛成・反…

壁の向こう側にいる人の動きを察知する技術:'Kinect of the future' by M.I.T. CSAIL

MITコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)が、「壁の向こうにいる人の動き」を高精度で検知する技術を開発している。「未来のKinect」と呼ばれるこのシステムは、約1メートルの間隔で並べられた3つのアンテナと電子回路、PCからなる(上の写真)。計…

デトロイト復興のガイドブック:Impact Detroit Community Development How-To Guides

米国デトロイト市の破産申請は、世界中に衝撃を与えた。大都市の行政組織が破綻しただけではなく、そこが、かつて米国の象徴だった自動車産業の中核の都市だったからだ。自動車産業の本格的な衰退とそれに依存し続けた地方行政、また、救済しそこねた連邦政…

宇宙機の大きさを比較する:Model spaceships

宇宙を探索、開拓するため、人類は様々なロケットや宇宙船を開発してきた。現在もいくつかの宇宙機が開発中だ。それぞれの機体は、ミッションを達成するために最適な大きさや形を持っている。そんな宇宙機の大きさとシルエットを比較したのが、上のインフォ…

米国防総省発、生体信号を可視化するオープンソース・アプリ:BioZen by DoD

米国防総省が開発した、生体情報をAndroidスマートフォンで可視化するアプリがオープンソースとして公開されている。このアプリは'BioZen'と呼ばれるもので、脳波や筋電図、電気皮膚反応、心電図、呼吸速度、皮膚温度などのセンサーの情報をリアルタイムで可…

幸福はお金で買えるか?:Money Buys Hapiness? by Jonathan Hull

「幸福はお金で買えるか?」人生の中で誰もが考えたことがある質問だと思う。デザイナー、ジョナサン・ハルも、その一人のようだ。ハルは、コロンビア大学の"World Hapiness Report"を元にして、各国の富と幸福度を比較するインフォグラフィクス、'Money Buy…

東京に吹く風を見る:Tokyo Wind Speed「東京風速」

オープン・データの時代へむかって様々なデータが公開され、それらを使ったアプリケーションや可視化コンテンツが現れ始めている。例えば、この「東京風速(Tokyo Wind Speed)」は、東京都環境局と国土交通省国土政策局が公開しているデータを使って、東京都…

国別の「もっともアクセスしているサイト」:Age of Internet Empires by Information Geographies

いつの間にか「インターネットを使わない日はない」と断言できるほど、インターネットは空気や水と同じような生活のインフラになった。中でも、インターネットでもっとも利用しているのは検索、そして最近はFacebookやTwitterなどのSNSであろう。しかし、実…

アナログでデジタルなLEGOカレンダー:LEGO Calendar by Vitamins

今まで様々な予定表を使ってきたが、いまだに「これだ」と言うものに巡り合えない。壁に貼るものは外出に携帯できないし、手帳形式は検索が面倒。PCやモバイルのアプリケーションは、すぐに書き込めない場合がある。どれも一長一短なのだ。リアルとバーチャ…

巨大なロボットが動かすスクリーンにプロジェクション・マッピングした作品:BOX by Bot & Dolly

少し前は珍しかったプロジェクション・マッピングも、あっという間に巷に広がった。普通の人でも、ちょっとしたプロジェクション・マッピングができるようになった一方、プロフェッショナルは、もっと高度で、他人がまねできないような作品を創りはじめてい…

世界中の夢を集めたデータベースを作るアプリ:SHADOW

人間がなぜ夢をみるのか、というのは人類の大きな謎なのだそうだ。夢をみることは人間にとって、なにか意味があるはずだ。もし、人類の夢を集めたデータベースを作ることができれば、人類がまだ気がついていない、自然の大きな謎や未来へのヒントを見つける…

CDを利用した浄水器:CD Photocatalytic Reactor

モバイル機器の普及で、CDで音楽を聞くことも少なくなった。昔、レコードからCDへと移り変わった音楽は、もうSSD(半導体メモリ)とクラウドの時代に入ろうとしている。テクノロジーの進化は歓迎するが、長年集めたCDコレクションが無駄になってしまうのは悲…

ヘチマが作る持続可能な未来

最近は「ヘチマたわし」を見かけることもなくなったが、ヘチマは栽培が簡単なだけでなく、元来、高品質の材質だ。水分を含めば柔らかくなり、乾くと硬くなる。軽量で、通気性が良い。この特長は、大量生産される化学合成品にも劣らないものだ。そんなヘチマ…

IKEAが開発した、1000ドルの難民用ハウス:Ikea House for Refugees

現在、全世界には約350万人の難民がいるという。そのほとんどは日々、過酷な生活を送っている。衣服、食料、そして住居、生活に必要な最低限のものさえ、十分手に入らない環境だ。この度IKEA財団が、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共同で開発したのは、…

がれきの下の人命を発見する装置をNASAが開発:'FINDER' by NASA

災害現場では「72時間の壁」と呼ばれる目安がある。早く救助するほど、人命を救える確率は上がるという事実を表現した言葉だ。しかし、瓦礫や土砂に覆われ、救援部隊の行動も妨げる災害現場では、人命探索は困難な作業になる。精度と効率を上げる方法や機器…

立体写真という新しいメディア:3D Photo booth by Autodesk

3D映像、3Dプリンター、3Dスキャナー…。今まで2Dで行われてきた情報の構築・伝達が、ハードとソフトの進化によって、3D化し始めている。3D化そのものは新しい発想ではない。そもそも僕たち生物は、3Dの世界に生きている(少なくともそう知覚している)…

グーグル・グラスとAR技術による自動車修理マニュアル:AR Car Repair Manual by Metaio

グーグル・グラスなどの携帯型AR(拡張現実)機器の普及が進んでいる。エンターテイメントやパーソナルな利用が目立つARだが、産業利用の本道のひとつは、作業マニュアルのAR化だ。例えばボーイング社の航空機組み立て現場等では以前から取り入れられてきた…

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