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高臨場感テレビ

先週、電子通信情報学会F&M未来技術研究会の話題を書きましたが、その補足です。

高臨場感テレビの研究開発が本格化しています。例えばNHK技研や、情報通信機構(NICT)のユニバーサルメディア研究センターがこの分野のリーダーです。

http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/0610/research/index.html

高臨場感テレビは横7680X縦4320と、現在のハイビジョンの16倍の情報量を持つ、スーパーハイビジョンを採用しています。これくらい大きくなると、適正視聴距離から見た視野角は100°以上確保でき、感覚的には全周を取り囲まれたように感じるのだそうです。
このスーパーHDに、裸眼3Dと22.2チャンネル(!)オーディオを組み合わせたのが、高臨場感テレビなのだとか。

実用化は2030〜40年だそうですが、メディアはまだまだ進化するのですね。

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