サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

ソフトウェアはまだまだ…

http://tbn0.google.com/images?q=tbn:BkALekn65AChwM:http://www.i-juse.co.jp/statistics/member/image/kanno.gif
日経エレクトロニクス6月2日号に菅野文友氏のインタビュー記事が載っています。タイトルは「ソフトウェアはまだまだハードウェアから学ぶべき。」

http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20080609/NE0979H_1254118a.html

菅野氏は大規模ソフトウェア開発の草分けであり権威であり、いまだに多くの技術者が教えを乞うています。その鋭い見識とストレートな物言いが魅力的なのだと思います。

たった3ページの記事ですが、どきっとし、納得させられる言葉が満載。例えば;
「チームワークができない人間は大規模なソフトウェアを作れない。それは、犯罪に近いとさえ私は思うな。」
「ソフトウェア技術者は『ムカデ型人間』になるように勉強すべきだ。ソフトウェアだけを学んでも技術は向上しない。」
「私が嫌いなのは、海外の開発手法を翻訳するだけの人間が技術を語ること。そんな連中の話なんて聞く必要はないはずなんだが、実際には大手を振ってまかり通っている。」

昔はどこのメーカーにもこんなタイプのチーフ・エンジニアがいたように思います。 ソフトウェアは大規模になっても、人間の「規模」はむしろ小さくなっているのでしょうか?

copyright(c) 2008-, Atsuhiko Yasuda All Rights Reserved.