日経エレクトロニクス6月2日号に菅野文友氏のインタビュー記事が載っています。タイトルは「ソフトウェアはまだまだハードウェアから学ぶべき。」
http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20080609/NE0979H_1254118a.html
菅野氏は大規模ソフトウェア開発の草分けであり権威であり、いまだに多くの技術者が教えを乞うています。その鋭い見識とストレートな物言いが魅力的なのだと思います。
たった3ページの記事ですが、どきっとし、納得させられる言葉が満載。例えば;
「チームワークができない人間は大規模なソフトウェアを作れない。それは、犯罪に近いとさえ私は思うな。」
「ソフトウェア技術者は『ムカデ型人間』になるように勉強すべきだ。ソフトウェアだけを学んでも技術は向上しない。」
「私が嫌いなのは、海外の開発手法を翻訳するだけの人間が技術を語ること。そんな連中の話なんて聞く必要はないはずなんだが、実際には大手を振ってまかり通っている。」
昔はどこのメーカーにもこんなタイプのチーフ・エンジニアがいたように思います。 ソフトウェアは大規模になっても、人間の「規模」はむしろ小さくなっているのでしょうか?