カスケード・オン・ホイールズ(Cascade on Wheels)と言うこの作品は、マドリード市街の道路を走る車の交通量を2種類の方法で視覚化したもの。
平面上に表現された「Traffic Mixer」は、音を使って視覚と音声でデータを表現しています。市街各地域の交通量を、ユーザがインタラクティブに探索できる仕掛けです。
3D表現を使った「Wall Map」は、道路から立ち上る「壁(ウォール)」で交通量をあらわしています。仮想の壁は交通量と言う単なるデータを越え、市街に突然現れた巨大な構造物か城壁のようです。
ともに言語にはProcessingを使っているとのこと。
"Cascade on Wheels"は、データの視覚化にアート的な装いを加えた、ネット時代のデータ視覚化のひとつのモデルだと思います。