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ハバネロ v.s. ジョロギア

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僕はスナック菓子、暴君ハバネロが好物なのですが、暴君ハバネロの好敵手に大魔王ジョロギアと言うのがいます。そもそもハバネロとジョロギアはどちらが辛いか、と言うことが気になり(暇と言えば暇…)、辛さについて調べてみました。
どうも人間が感じる「味」には、苦味、甘味、酸味、塩味、旨味の5つしかなく、「辛味」と言うのは生理学的には、味ではなく、「痛み」なのだそうです。舌上にあるカプサイシンの受容体が分離されたそうですが、カプサイシンの受容体は舌の上だけでなく体中にあるそうなので、「味」とは言いがたいとのこと。カプサイシンとは唐辛子などに含まれる辛さを与える物質で、「スコビル」と言う単位で計測されます。
さて、冒頭の疑問に戻ると、ハバネロは30〜60万スコビル、一方、ジョロギアは100万スコビル以上だそうです。(ちなみに、100万スコビルとは、水で100万倍に薄めれば辛さが感じられなくなると言う辛さだそうです。)このデータから見ると、ジョロギアの勝ち。
しかし、スナック菓子の暴君ハバネロv.s.大魔王ジョロギアについては、僕には暴君ハバネロの方が辛いと思えるのですね。「グレードアップ版」超暴君ハバネロはもっと辛い。もし、暴君ハバネロと大魔王ジョロギアのスコビル値データがあれば、教えてください。あるいは、感じる「辛さ」はスコビル値だけでは不十分なのではないか…。疑問は深まるばかりです。
余談ですが、S&Bの調味料「ハバネロペッパー」は、めちゃくちゃ辛いです。ふつうのペッパーだと思って不用意に料理にふりかけると、大変な目に会いますよ…。ご注意ください!

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