正月、久しぶりに仕事を離れる時間がとれたので、録りだめしていた「プロフェッショナル・仕事の流儀」と「爆問・学問」を見ました。(と言っても、8月分からたまりにたまっていたので、ほんの一部を見ただけですが)
その中で、慶応大学理工学部の小池康博さんの回に感激しました。
小池さんはフォトニクスポリマー、例えば光ファイバーに使われる高分子化合物の研究開発を行っている科学者で、ノーベル賞にもっとも近い研究者の一人だそうです。
メディアや光に関係する研究対象もさることながら、試行錯誤の泥臭い研究経歴がとても興味深いものでした。プラスチックの光ファイバーを研究し始めて14年間成果が出なかったころを振り返り、「(成果が出ないのは)たいへんだけど、不幸ではない。」との言葉はとても勇気付けられました。
目標に向かって試行錯誤を繰り返しながらなかなか進まない状況は、決して無駄ではない。苦労は多いけれども、それは必ず何かにつながる。そう思いなさい。と言うことなんだと思います。
2009年の冒頭に思いがけず素敵な言葉をもらった僕は、たいへんかもしれませんが、幸運です。