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科学の知識は天の川に似ている?

http://wiredvision.jp/news/200903/2009031323.html
科学知識のやり取りを目で見る。
そんな試みを、ロスアラモス研究所が行っています。自然科学の各分野から23のデータベースをとりあげ、10億を越えるやり取りから引用パターンなどを解析し、視覚化した結果が上の図です。
各分野の関係性を概観し、おろそかにされた協力の機会を見つけるのに、この視覚化が役立つのだ、と主張されているようです。
細かい部分は見ていないのですが、データによって作られた図はまるで星座図のように見えます。(記事では「天の川に似ている」と評されています。)この図がわかりやすいか、と問われると答えは様々でしょうが、一部にはこのようなデータの視覚化に対するリテラシーの不足もあるのかと。昔(今でも?)、Eメールは使いにくいとか、印刷しないものは使えない、と言う声が大勢でしたが、今はEメールもさまざまなオンラインのサービスも使えない方が損をする時代です。
"Info-Vis"を含むデータの視覚化も、じわじわと私たちの生活に当たり前のものになっていくだと思います。

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