サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

科学技術可視化の国際的コンペ

http://www.nsf.gov/news/special_reports/scivis/challenge.jsp
米国科学財団(National Science Foundation)が、国際科学技術可視化コンペ(International Science & Engineering Visualization Challenge)と言うものをやっています。
コンペの要旨には次のようなことが書いてあります。

「科学は言葉で語られるだけではない。レオナルド=ダ・ヴィンチの図やロザリンド・フランクリンX線写真など、研究の可視化は古くから、文字通り歴史を見せてくれる。視覚化は発見である。
フラクタル図形や2重らせんや太陽フレアを言葉だけで伝えられるだろうか。科学的リテラシーが充分ではない場合でも、視覚化は科学と市民をつなぎ、科学への興味を育ててくれる。今、研究開発を市民が理解する必要にせまられている。」

理科離れへの懸念、科学リテラシーの向上が言われて久しく、研究者や先生、一般市民が各地ですばらしい努力をしています。もっとも大事なのは人間の努力ですが、少しでも効果を高めるためには、それを支える道具も必要だと思います。
視覚化=Visualizationへの期待は、世界中で高まっています。

copyright(c) 2008-, Atsuhiko Yasuda All Rights Reserved.