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ノーベル賞受賞者のノートは美しい…か?

最近、本を買うのが趣味になっています。(注:必ずしも読むとは限らないのが問題なのですが。)今日は、本屋で平積みになっていた「東大合格生のノートはどうして美しいのか?」(太田あや)と言う本を衝動買いしてしまいました。
太田さんの前著「東大合格生のノートはかならず美しい」は知っていたのですが、「タイトルが請け狙いすぎるな〜」、と思ったので買わなかったですし、中身も読んでいないのですが、ノートをきれいに書くことの効果についてはまったく同感でした。
今回の続編を買ったのは、「ノーベル賞受賞者のノートは美しいのか?」と言う章に惹かれたためです。取り上げられている湯川、朝永、江崎のノートは美しいとは言えませんが、共通しているのは、いつでもどこでもノートを取る、と言う姿勢のようです。どんなに頭が良くてもすべてが頭の中で考えられるわけではない。書いてみて客観的に整理したり、過去のアイデアをノートで再発見して改良したり組み合わせる、と言う行為が、創造的な仕事には必須なのかもしれません。
自画自賛になりますが、僕も学生のころ、ノートがきれいだと友人に褒められたことがあります。僕自身もレイアウトや図を入れるなど、ノートの取り方は工夫していたので、うれしかったのを覚えています。
しかし、今はノートもほとんど取らなくなってしまいました。日記も手帳も、どうも続かない。時間に追われて目先のことを早く処理しようとすることで、かえって非効率になっているのかもしれません。
今日からまた、美しいノートを取るよう心がけようかな、と言う気持ちになりました。

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