サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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AppleかGoogleか

クラウドiPhoneAndroidiPad
ITに関するキーワードのほとんどが、AppleGoogleのどちらか(あるいは両方)に関係するもののようになって久しい感じがします。当初は日本人としての「危機感」もありましたが、最近はまったく慣れてしまいました。
両社は「開発指向」が強く世界標準を狙っている点では同じですが、その戦略は異なるようです。

Appleが提供しているのは「快適なリゾート」。訪れた私たちユーザは、まずその美しい光景(デザイン)に日常を忘れて没入してしまう。そこには世界中から揃えられたあらゆるものが揃っていて、私たちは自分の好みで物を選ぶだけ。
一見自由なのですが、そこには「Appleリゾート」の厳格なルールがあり、そのルールを破ろうとするものは即退去を命じられます。美しい建物の隅には「私たちは最高のサービスを提供しています。他のお客様の迷惑になる方はお帰りください。」と言うサインが明確にかかげられているようです。

一方、Googleが紹介してくれるのは「夢あふれる未開拓地」。そこには最低限のインフラこそあるものの、何にどう使うかは客である私たちが決めてください、と言うスタンスです。「お客様の創造力を生かせる場所を提供するのが私たちの役目。その方が夢があるでしょう?」と言っているようです。
Googleが提供するインフラはどのライバル会社よりも優れているし、日々サービスを強化してくれる。世界どこでも同じサービスが受けられる。しかし、開拓能力なき者にはなかなか厳しい土地です。

完成された快適さを売るAppleか、荒削りだが将来の夢を売るGoogleか。

私としては、第3の選択肢しとしてジャパニーズ・カンパニーが出てきて欲しいと願うものの、それはすぐに期待できるものではなく、現実として、iPhone/iPadを買うか、Android端末にするかで悩む今日この頃です。

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