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「必死は、格好いい」〜鈴木おさむ氏の名言2

前回に引き続き、朝日求人「仕事力」の鈴木おさむ氏の言葉から印象に残ったものを。

鈴木氏は80年代・90年代の出演者がスターだった時代から、世の中は変化していると言います。

それだけ世の中がまじめになったのだと、僕は思っています。時代が慎重になったとも言える。視聴者はいい加減な人を見たくないと感じ、一緒に番組を作るスタッフもそういう人と仕事をしたくないと嫌うようになった。だから芸人さんも、僕たち制作の人間も必死で体を張り、知恵を絞る。」
この感覚は僕も同感です。もう「甘いお菓子」はあきた。苦くても、もっと体や心のためになる「栄養」がほしい。そんな気持ちが世の中により強くなっていると感じます。
鈴木氏の言葉でもっとも印象深かったのは、上に続く次の言葉です。
自分の力を今日ここで使い切るぞと言う勢いでやってますからね。
でも不思議なことに、ゆとりを残して力を出し惜しむより、使い切ったほうがまた元気に走れる。
このことは僕も無意識に感じていたけれど、あらためて言葉にしてくれたことに感謝です。「ああ、そうだよね。」と思う鈴木氏の言葉をしばらく持っていたい、と思います。

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