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インターフェースはよりビジュアルに〜航空便予約サイトhipmunkの事例

http://www.hipmunk.com/

オンライン・ショッピングはもはや「普通」のこととなりました。しかし、その多くはまだテキスト・ベースで、ブラウザに表示されたフォームにキーボードから住所やメールアドレスを打ち込むのは面倒ですし間違いもおきやすい。文字だけでは情報を直感的に把握することも難しい。そのように感じる方も多いのではないでしょうか。特に携帯やスマートフォンが普及につれて、文字入力を減らしたいと言う要求はより高まるでしょう。
このような流れの中で、ウェブ・インタフェースは今後ビジュアル化が進むと予想されます。直感的に把握しやすい「視覚化」によって、スピーディーかつストレスや間違いがないインターフェースとなるからです。

そのひとつの事例が、米国の航空便予約サイトhipmunkのインターフェースです。
最初の画面はテキストベースですが、検索結果はビジュアルの効果を活用しています。画面上には検索に基づく航空便が、価格の低い順にビジュアルに示されます。各航空便は出発時間と到着時間に対応した長さのバーで表示され、マウスオーバーで正確な出発・到着時刻がテキスト表示されます。各バーは航空会社別に色分けされ、トランジットがあるものはその空港名も表示されています。
これらの情報がひとつの画面で俯瞰できることが、ビジュアル化の最大の効用です。

hipmunkのようなビジュアル・インターフェースが、これから「普通」のツールになっていくことは間違いないでしょう。次のステップは単なるビジュアル化ではなく、よりわかりやすく、使いやすいビジュアルを提供することであり、それがあらたなビジネス分野になるのではないでしょうか。

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