先日、関西大学総合情報学部を訪問しました。情報工学と心理学を組み合わせた研究は大変ユニークで、インスピレーションをかきたててくれる体験でした。
例えば、「逆遠近法」を研究されているノーマン・クック先生のラボには、逆遠近法を使った作品が所狭しと並べられています。その一部はクック先生のウェブサイトで公開されていますので御覧ください。
逆遠近法とは、遠くのものが大きく、近くのものが小さく表示される手法で、人間は大きなものを近くに、小さなものを遠くに感じてしまうため一種の錯視が生じます。
逆遠近法のアート作品で有名なのが、英国のパトリック・ヒューズ氏。氏のサイトでは動画を見ることもできます。
関連して、Vimeoにこんな映像作品もありました。遠くを大きく、近くを小さくと言うロジックをプログラミングしたCGのようです。逆転の発想の映像、ですね。
「錯視」の研究が、新しい映像やインターフェースにつながるのではないか、と感じた一日でした。