投資する人は当然儲けを期待しています。株式投資は長い目で見れば必ず儲かる。そんな言葉を耳にしますが、NewYorkTimesのこのインフォグラフィクスを見れば、少し冷静になるべきかもしれません。
この図は1920年から2009年までで、S&P500をベースにして、株を買った時期と売った時期で損益が何%の損益となったかが読み取れるものです。
左上から右下に斜めにむかう辺が株を買った年、上端の年が株を売った年になります。赤色のエリアは物価も考慮して売却額の方が少ない、つまり赤字を表し、緑色は7%以上の売却益が得られることを示しています。
例えば、1970年あたりを見ると斜めのラインから右へ向かって赤色が続き、緑色はまったくありません。これは儲けがほとんどなかったことを示しています。
直近では2000年あたりが「赤字」が多いですね。
このインフォグラフィックによると、7%以上のリターン(物価を考慮して)が得られるのは購入後数年から長くて20年、それ以上株を持っていても平均のリターンはほとんどないことが読み取れます。
正しい判断なのかは保証しませんが…。