tha ltd.の中村勇吾氏、A-Studyの斉藤良博氏、台湾のOm, Inc.のユニットによるプロジェクト、"FRAMED*"。まだコンセプトとイメージ映像しか公開されていないのですが、大いに注目しています。
"FRAMED*"とは（僕の理解によると）、PC／無線LANを組み込んだ４０インチの壁掛けディスプレイ・デバイスと、そのデバイスにアートコンテンツを供給するサービスを組み合わせたプロジェクトです。
ディスプレイデバイスはミニマルデザインの気品が漂い、コンテンツ提供者も中村勇吾氏をはじめ、国内外気鋭のアーティストが揃っています（多分）。
プロモーションビデオを見ればわかる通り、このデバイスはテレビでもコンピュータでもなく、新しい「インテリア」なのです。リビングに絵画を飾るようにFRAMED*を飾る。
作品はインターネットを通じて購入する。
デバイスにはマイクとカメラもついていて、iPhoneでの操作も可能。
アートミュージアムがリビングに来た、と言うコンセプト（多分）。
ハード自体は、デジタルフォトフレームのスペックとデザインを洗練させたものですが、そこにのるサービス（この場合、アート作品）の多様性と個別性が新しい体験を与えてくれるかもしれない。
欲を言えば、機械的でリジッドなデバイス／作品ではなく、人間的でオーガニックな「新しい何か」になることを期待したいです。
