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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

2050年の世界を予想する

http://awesome.good.is/transparency/web/1106/future/flat.html
テクノロジーが日々進歩する一方で、エネルギーや環境・原発など大きな問題が山積み。人類の多くの心に希望と不安が同居しているのが、今の時代ではないだろうか。

そんなことをデータで裏付けてくれるのが、2050年の世界を予想したアンケート結果によるインフォグラフィック、"Eyes on the Future:The year 2050 according to the American public"である。
このインフォグラフィックによると、

<テクノロジー>
人間のように会話できるコンピュータ (そう思う81% v.s. そう思わない18%)
人間の手足より優れた義肢 (66% v.s. 31%)
癌の治療 (71% v.s. 27%)
一般人の宇宙旅行(63% v.s. 45%)

<環境>
地球の温暖化 (66% v.s. 30%)
化石燃料からの脱却 (74% v.s. 24%)
地球規模のエネルギー危機 (72% v.s. 25%)

<戦争>
第三次世界大戦 (58% v.s. 37%)
テロリストによる米国への核攻撃 (53% v.s. 43%)

アンケート結果からは、テクノロジーのさらなる進化と環境問題の悪化への予想が読み取れる。戦争への危惧は半々と言うところか。

また全体的にみると、(予想通り?)悲観主義者の割合は増加傾向にあるようだ。
未来に楽観的な人と悲観的な人の割合は、1999年は楽観的81%:悲観的15%だったものが、2010年には楽観的64%:悲観的31%、となっている。この10年で未来への悲観論は倍増しているのだ。(もっとも全体で見るとまだ楽観的な人は
が悲観的な人の倍いるのは、アメリカ人だからか。)

以上はあくまでも市民へのアンケート結果に過ぎないが、未来を作るのが人間である限り、「私たち個々がどう思っているのか」は、実際の未来像に大きく影響する。楽観と悲観、どちらに偏りすぎることなく、客観的で正しいバランスを保つことが、より良い未来を作る基盤になるはずだ。
そのためには、適切な情報公開と、一人一人のリテラシー向上が必要だと思う。

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