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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

ウェブの進化を概観する〜 Evolution of the Web

http://evolutionofweb.appspot.com/

「インターネット」を初めて体験したのは1995,6年くらいだったと思う。まだモデムで電話線につないでいた時代。Niftyの掲示板にテキストを投稿できるだけでも「進歩的な人」と見られていた頃、テキストと画像が自在にレイアウトされたブラウザ(確かNetscapeだったと思う)なるアプリケーションの画面を見たときの衝撃は今でも忘れない。当時は画像付きのページ表示するには数十秒もかかり電話代にはらはらしていたが、モデム接続時の『ピーガーガー』と言う通信音は、まるで未知の世界へ旅する序曲のように響いた。

なんだか遙か昔の思い出話のようだが、ウェブブラウザが私たちの手元にやってきたのは、たかだか15年前の出来事なのだ。それからのウェブの発展はすさまじい。「クラウドの時代」と呼ばれる今、ウェブブラウザは当たり前のアプリケーションとなり、かなりすごい新技術が導入されても、たいていのことでは驚かなくなっている自分が恐ろしい。


Chromeブラウザの3周年(まだたった3年!)を記念して、GoogleHyperaktVisuallyが共同で作った、インタラクティブ・インフォグラフィクスが、"evolution of the web"である。
1994年、Mosaicから始まったウェブブラウザは、NetscapeOpera、InternetExplorerの第一世代ブラウザによって、私たち一般ユーザをインターネットの世界へいざなってくれた。当時この衝撃的な洗礼を受けた者たちが、現在のITビジネスを牽引するリーダーとなっていることは間違いない。

その次の飛躍は2000年中頃にやってくる。SafariFirefox、そしてChromeの登場だ。これら「第2世代」ブラウザは最新の規格を貪欲に取り入れ、インターネットの可能性をさらに広げてきた。CSS3、HTML5WebGLなどの先端技術が次々と現れるにつれて、今やブラウザの持つ可能性には限界がないかのような印象さえ受ける。

このように、"evolution of the web"は、インターネットブラウザと関連技術の歴史を洗練されたデザインで見せてくれる。古参ユーザに嬉しいのは、各ブラウザのインターフェース画面の進化をバージョンを追って見られること。NetscapeIEの初期バージョンのインターフェースを見ると「確かにこんな『やぼったい』画面だったな」と思い、第2世代のシンプルかつディテールが付加されたインターフェースを見ると、「いろいろと細かい工夫をしてきたんだな」と思う。まるでコンピュータ博物館でブラウザの歴史を見ているような、楽しい気分になる。

今、こんな素敵なインフォグラフィクスを見ているのもブラウザ上なのだ、と言うことを普段は意識させないほど、ウェブ・ブラウザは洗練されたと言うことだろう。

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