サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

AppleTVが、ライフスタイルを変える(その1)

http://www.apple.com/jp/appletv/
数ヶ月前から、会社でAppleTVを使っている。購入の目的はプレゼンテーション環境の改善だ。

映像制作の打合せでは、映像を見ながらイメージあわせやアイデア出しを行う。うちの会社では、長らくPlayStation3を使ってきた。PlayStationに映像データを入れておけば、ゲームコントローラで簡単に再生できる。操作もスマートで、お客さんへの印象も良い。しかも、PS3のアップコンバーターはかなり優れもので、DVDでもDVで撮った映像でも、美しいHDに変換して表示してくれる。
このように大変気に入っていたPS3なのだが、仕事のメインコンピュータをMacbookに変えてから、だんだん不便と感じるようになった。PS3は基本的にWindowsMediaかMPEG2しか受けつけないので、QuickTimeかMP4が基本のMacと相容れない。特にiPadをプレゼン用に導入してからは、Mac/iPadPS3に2重に映像データを作ることが億劫になってきた。
人間と言うのは、どこまでも便利さを追い求めてやまない、なんて勝手な動物なのだろう。と思いながらも、だんだんPS3から気持ちが離れてきた。

そんな折り、目にとまったのが、AppleTVだった。
AppleTVを使えば、iPadiPhoneMacbookとデータを共有できる。それだけでもありがたいが、さらに、Airplayなる機能を使えば、iPhone/iPadからワイヤレスで映像データをHDTVに送ることができる。ケーブルをつながなくてよいと言う便利さは、一度体験すると、もう戻れない。

そして、最近のソフトウェアアップデートで、Airplayで「ミラーリング」までできるようになった!「ミラーリング」とはiPadの画面をそのままHDTVに出せる機能。HDMIケーブルをつなぐことなく、映像だけでなく、KeynoteやPDF、その他どんなアプリでも、AppleTV経由でHDTVやプロジェクターに出せるようになったのだ。

iPadとAppleTVのコンビによる、この究極のプレゼンテーション環境は、他の機器の追随を許さない。さすが、Apple、そしてSteve Jobs

しかし、AppleTVの導入で変わったのは、プレゼン環境だけではない。AppleTVの導入で、僕のライフスタイルは思いもよらず、大きく変わろうとしている。これは実際に使ってみて初めてわかったことだ。

これからが本題なのだが、長くなったので、続きはまた次回書くことにする...。

copyright(c) 2008-, Atsuhiko Yasuda All Rights Reserved.