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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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可視化における正しい色の使い方:"Dear NASA, No More Rainbow Color Scales, Please"

代表的なデータ可視化手法のひとつに、量を色に置き換える方法がある。その中でも昔から定番的に使われてきたのが、紫色から赤色までの、いわゆる「レインボー・カラー」を使うものだ。特に自然科学の分野ではレインボー・カラーを使った可視化がよく使われる。しかし、この可視化手法はわかりにくい、と言う主張も以前からある。最近、Visuallyにのったブログ、「NASA殿、レインボー・カラーを使わないで下さい("Dear NASA, No More Rainbow Color Scales, Please"」に、レインボー・カラーを使うべきではない理由が次のように簡潔にまとめられている。


理由1.色覚異常の人には識別できない
例えば下の図の左上のレインボー・カラーは、赤色色覚異常の人は右上のように見える。
http://geography.uoregon.edu/datagraphics/EOS/Light-and-Bartlein_EOS2004.pdf
出典


理由2.となりあう色の間に人工的な境界が見えてしまう
左のように明度では連続しているデータが、レインボーカラーでは色の間が不連続に感じられる
http://blog.visual.ly/rainbow-color-scales/


理由3.色の順番に必然性がない
人間の感覚にとって色と量との必然的な関係はない。レインボー・カラーは光のスペクトルを参考に順番が決められているが、人間は光の波長を感じ取れるわけではないのだから。


理由4.黄色は他の色より明るく感じられる
人間の視覚の特性上、黄色は相対的に明るく感じられる。つまり、黄色のデータが目立ってしまう。


理由5.ディテールがわかりにくい
色を多く使う方がディテールを表現しやすいとは限らない。下図のように、明度の高い領域ではむしろ単色の方がディテールをより細かく伝えることができる
http://blog.visual.ly/rainbow-color-scales/

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どうだろう。僕にはどれも納得できる理由のように思われる。「ノー・モア・レインボー・カラー」の主張は、NASAの伝統に打ち勝つことができるのか。
玉虫色ではなく、科学的で、誰の目にも明らかな、結論を期待したい。

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