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地球を覆う雲のダイナミックな変化:One Year of Clouds Covering the Earth

http://www.nytimes.com/interactive/2012/05/01/science/earth/0501-clouds.html
地球の全表面の6割は常に雲で覆われているそうだ。「青い地球」のイメージからして、雲の量はもう少し控えめなんじゃないかと思ったが、これを見て納得した。"One Year of Clouds Covering the Earth"は、NASAのEarth Observationsプロジェクトの観測データをもとに、2011年4月から1年間にわたって地球を覆う雲の状態を可視化したインタラクティブコンテンツだ。

上部の再生ボタンを押すか、スライダを動かせば、地球上の雲が動き出す。データは8日おきしかないが、基本的に地球の思ったより多くの部分が雲で覆われていることは一目瞭然だ。例外的に、サハラ砂漠からアラビア半島やオーストラリア、アメリカ東部は年中雲がない。これらの地域が砂漠であることがよく理解できる。

雲は地球に降り注ぐ日光をブロックし、地球表面からの熱の輻射を抑える。地球の繊細な機構は雲によってもたらされ、雲の量が今より多くても少なくても、地球の気候は大きく変わるという。地球温暖化の予測では雲の量をどう仮定するかでその結果は大きく変わると聞いた。
地球上の自然が維持され、僕達が生きていられる今の状態は、地球スケールから見れば本当に微妙なバランスの結果だ。大きな視点でものごとを見ると、人間が自然を変えることは不自然だ、と思う。

そういえば今日は七夕。今日に限っては、雲がない夜を祈りたい。

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