コンピュータで絵を描きたいと言うのはコンピュータの黎明期から続く自然な欲求で、いまだに新しい試みが続いている。近年のハード、ソフトの進化とともにその完成度と操作性は急速に高まり、プログラミングやアートの知識・経験がなくても使えるアプリも生まれてきている。Ablaze.jsもそのひとつだ。
Ablaze.jsはjavascriptで書かれたオンライン・アプリケーション。基本図形の種類、パーティクルの数、連結距離、カラーマップ、バンプマップ(凹凸を表す情報)など、簡単なGUIでパラメータを設定するだけで、神秘的な図形を描いてくれる。設定を変えながらコンピュータが描く絵を眺めていると、もはや「機械的」と言う言葉はコンピュータに当てはまらない、と思えてくる。
「誰でもアート」を実現するアプリケーションは、絵の具や色鉛筆と同じ、人類の新たな創造のツールといえるだろう。