データのリアルタイムな取得・分析が求められる代表例が、航空管制だろう。刻一刻と変わる航空機の位置を把握し、計画と比較して適切な指示を出さねばならない。迅速で正確なデータの取得・表示・理解が求められる。一般人は本物の航空管制の情報を得ることはできないが、その一部は公開されている。そのデータを可視化したのが、Flightradar24だ。
Flightradar24は、全世界の航空機の位置情報をリアルタイムで世界地図上に可視化する。航空機のアイコンにマウスカーソルを重ねると便名が表示される。機能としてはそれだけなのだが、リアルタイムに移動する航空機のアイコンを眺めていると時間がたつのを忘れてしまう。その裏にあるのは、今まで見ることができなかった内容や精度、視点で、世の中のデータを見ることができる驚きと興奮だ。
いつでもどこでも、リアルタイムに世界の情報を把握できる。ビッグデータの時代は、神の目から世界を見ることができる時代かもしれない。
