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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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協調するロボットたち:Swarm Robots cooperate with AR Drone

http://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/artificial-intelligence/iros-2012-ar-drone-helps-swarm-of-selfassembling-robots-to-overcome-obstacles#disqus_thread
自分の目で見えるものは限られる。
もっと、視野を広げるにはどうすればよいか。ひとつの方法は、他の人に見てもらうことだ。より高居場所からその場所を俯瞰できる人に頼めば、より効果があるだろう。これは特に斬新なアイデアと言うわけではない。しかし、それを実践しているのが人間ではなく、ロボットだとすれば、話は別だ。

ブリュッセル自由大学らの研究グループは、「協調行動」を行うロボットを開発した。
下の動画でその様子がわかる。地上を走るのはSwarm Robotたち。「彼ら」はLED光で通信しながら協調行動を取る。しかし、行動範囲が地上に限られたSwarm Robotだけでは視界が限られ、遠方や障害物の裏を見ることができない。
そこで登場するのが、フライング・ロボット(実体はAR Droneを改良したもの)だ。フライング・ロボットは上空に飛び立って、Swarm Robotの行動範囲全体を俯瞰し、Swarm Robotに情報を送る。その情報をもらって、Swarm Robotたちは協力しながら障害物を乗り越えていく。

自分(自ロボット)の代わりに他人(他ロボット)に見てもらうことで、より広い視野を得る。これも重要な「可視化」手法の一つだと思う。

人間さながらの、いや、空を飛べる分、人間よりもより広い情報を入手しながら協調し、課題を解決するロボットたち。見た目はシンプルな機械だが、今まで人間にしかできなかった行動を見事にやってのける姿は、見事であり、一種の恐ろしさも感じる。

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