Periscopicによるインフォグラフィック"U.S. Gun Murders in 2010"は、米国で2010年の1年間に、銃によって命を失った9595人を可視化したものだ。
黄色/オレンジのラインは各人が生きていた期間を、灰色のラインは、もし銃によって死ななければどこまで生きたかを表している(銃による死亡者数はFBIの犯罪統計報告書から、予想寿命はWHOのデータを使っている)。これらのラインは、銃の種類、人種、性別、年齢、地域、単数/複数によってスクリーニングすることもできる。
この可視化から、銃による死亡者のうち、
- 69%はピストル(Handgun)によるもの
- 57%は黒人(全人口比は13.6%)
- 58%は30歳以下、11%は18歳以下(米国の平均寿命は78歳)
- 85%は男性
と言った事実が見えてくる。
9595本のラインは、本来の着地点まで到達できなかったそれぞれの人生だ。銃によって「奪われた(Stolen)」人生の総計は、411,402年になるという。
銃規制の議論はいまも続いている。
※横長のコンテンツのためフルスクリーン版で見るのが良いと思う。