アメリカの公用語は、もちろん英語。しかし、移民の国・アメリカでは、英語以外で日常会話を行っている人々も多い。
ワシントン・ポストのインフォグラフィクス、"Mapping where English is not the language at home"は、少なくとも10人に1人が英語以外の言語を日常的に使っている地域を可視化したもの。南西部に広がるスペイン語圏は言わずもがな、アリゾナやアラスカ等のネイティブ・アメリカン(いわゆる「インディアン」)、ルイジアナやメイン州のフランス語、点在するドイツ語地域など、「非英語」の文化圏はけっして少なくないことがわかる。
単一民族・単一言語の言語や民族の多様性が比較的少ない日本人は普段意識することが少ないが、今後グローバル化が進み、国境を越えた人の移動も急速に進むだろう。多文化・多民族の社会を知ることは、将来への準備となる予感がする。