サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

IKEAが開発した、1000ドルの難民用ハウス:Ikea House for Refugees

http://www.popsci.com/technology/article/2013-09/thousand-dollar-ikea-house-refugees-big-pic?src=SOC&dom=fb
現在、全世界には約350万人の難民がいるという。そのほとんどは日々、過酷な生活を送っている。衣服、食料、そして住居、生活に必要な最低限のものさえ、十分手に入らない環境だ。

この度IKEA財団が、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共同で開発したのは、難民の「住」を改善する製品、難民用ハウスだ。金属製のフレームとプラスチックの壁でできたハウスは、IKEAらしくDIY=自分で組み立てる方式だ。約4時間で組み立てることができ、その中では5人が生活できるよう設計されている。屋根には太陽電池パネルが備えられ、電灯とUSB給電用に電気を供給する。販売価格は1000ドル(約10万円)。

下の動画で、難民ハウスの組み立ての様子がわかる。

難民ハウスは、エチオピアやイラクレバノンで試用も行われたそうだ。今後、シリア難民への活用も広がりそうだ。

出典:Popular Science 'A $1,000 Ikea House for Refugees'

copyright(c) 2008-, Atsuhiko Yasuda All Rights Reserved.