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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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巨大なロボットが動かすスクリーンにプロジェクション・マッピングした作品:BOX by Bot & Dolly

少し前は珍しかったプロジェクション・マッピングも、あっという間に巷に広がった。普通の人でも、ちょっとしたプロジェクション・マッピングができるようになった一方、プロフェッショナルは、もっと高度で、他人がまねできないような作品を創りはじめている。


そんな「他人がまねできない」プロジェクション・マッピングのひとつが、Bot&Dollyによる、’BOX'だろう。Bot&Dollyは、モーションコントロール・カメラを開発するベンチャー企業。自動車工場にある産業用ロボットのような、シングルアームの筐体の先にカメラを取り付けた巨大なモーションコントロール・カメラIRISを開発している。


ただし、今回IRISに取り付けられたのは、ビデオカメラではなく、畳一畳ほどの大きなスクリーン。そのスクリーンをIRISが自由自在に動かし、スクリーンにぴったりとあわせたプロジェクションマッピングを行うというパフォーマンスが、'BOX'なのだ。2台のIRISとプロジェクション映像、そしてそれを撮影するビデオカメラが、寸分違わぬタイミングで同期する。プロジェクションマッピング特有の、立体感のある錯視映像の動きも、小気味よい。

御託を並べなくても、この映像を見ればそのすごさがわかる。人間の感情が赴くままに作られたアートももちろん魅力的だが、文字通り、完璧に計算しつくされたパフォーマンスにも、この上ない美しさがあると思う。

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