"Junichi Niino(jniino)"さんの記事、「IT系企業の平均給与を業種別にみてみた 2014年版 ~ ネットベンチャー、ソーシャル、ゲーム編」は、就活の年齢もとっくに終わり、ヘッドハンティングされることもなさそうな僕にとっても、なかなか興味深い。で、これをインタラクティブなグラフにしてみた。
残念ながら、今回可視化したことですごい発見があったわけではないが、次のようなことは言えるのではないだろうか。
- 全体的な傾向として、従業員数が多いほうが平均給与は高くなる。
- ネットベンチャー、モバイル・ゲーム分野は企業規模のばらつきが大きい。つまり大企業から零細企業?までいろいろある。(ネットベンチャーってひとくくりにしていいのか?NTTドコモやKDDIが「モバイル・ゲーム」に分類されるか?などという疑問はさておいて)
- ソーシャルメディア・アフィリエイトは中規模企業、平均年収も高め
- SEO/SEM系は中規模から小規模で、平均年収低め(そもそもこのデータでは3社しかないが)
- 小規模のモバイル・ゲーム系は平均年収のばらつきが大きい
- オンラインメディアは小規模だが、平均年収は高め
インタラクティブグラフでは、プロットにマウスオーバーすると企業の情報を数値で見ることができ、クリックすればその企業の採用ページにジャンプする。また、凡例をクリックして業種をスクリーニングすることもできる。
今回データの整理をして感心したのは、ほとんどの企業がしっかりとした採用ページを持っていて、しかも(少なくともウェブの情報では)現在も募集中であること。あたり前かもしれないが、やっぱりすごいと思う。
※今回のグラフ化コンテンツのソース一式はgithub、および、gistで公開した。作成はjavascriptベースのデータ可視化フレームワークd3.jsを使った。