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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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癌を嗅ぎ分けるハエ

http://www.dvice.com/2014-1-30/cancer-sniffing-fruit-flies-start-glow-if-they-smell-sickness
ミバエ(蝿の一種)が、がん細胞の匂いを感知する能力をもっていることを、独・コンスタンツ大学の研究者チームが発見した。(Cancer-sniffing fruit flies start to glow if they smell sickness | DVICE

これまで、犬や蜂なども癌の匂いを感じる能力をもっていることが知られていた。しかし、ミバエががん細胞を「嗅ぎ分ける」能力は、他の生物よりもはるかに高いようだ。実際、ミバエは乳がん細胞を明確に識別できたという。

しかし、たとえミバエが癌細胞を見つけても、それを人間に伝える能力はない。そこで研究者は、匂い分子がミバエの受容体に検知されると触覚が蛍光によって光るミバエを、遺伝子組み換えによって作り出した。

研究チームのリーダーであるガリジア博士は、近い将来、早期がんの診断はすべてミバエが置き換えることになるだろう、と予想している。

ハエのような小さな昆虫が、人類の英知のはるか先を行く驚くべき能力をもっている。人類は生物からまだ多くのことを学ばねばならない。そう感じさせる発見だ。

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