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米国コーヒーチェーン店の地勢図:Coffee place geography

http://flowingdata.com/2014/03/18/coffee-place-geography/

以前、アメリカに住んでいた頃、近所に素敵なコーヒーショップがあった。家族で経営していると思われる小さな店舗の「売り」は手作りのワッフルで、日曜日の朝、ワッフルとコーヒーを買って道に面したオープンテラスでひとときを過ごすと、なんだか豊かな気持ちになったことを思い出す。


しかし、そんな思い出は「古き良き時代の1ページ」になってしまったようだ。ビジネスの寡占化はコーヒーショップ界でも進行している。ファミリーが経営するコーヒーショップは減り、代わりにいくつかのメガチェーンがコーヒーショップ界を牛耳っている。

”Coffee place geography"は、米国の主要なコーヒーショップ・チェーンの店舗の分布を可視化したコンテンツだ。それぞれのコーヒーチェーンの店舗分布にはひと目で違いがあることがわかる。先頭を行くスターバックスは比較的全土に分布しているのに対して、2番手のダンキン・ドーナツは東海岸中心だ。シアトルズ・ベストの分布はスターバックスとよく似ているが、店舗数が少ない(注:シアトルズ・ベストはスターバックスに買収されたので、今は共存関係にあるはずだが)。一方、ダッチブロスは西海岸北部、ピーツはカリフォルニア州の北部、コーヒービーンとティーリーフはカリフォルニア州南部、カリブーは中北部に集中した戦略を取っていることがわかる。


コーヒーが米国人の生活に深く入り込んでいることを考えると、コーヒーショップの可視化から地域の生活や性格が読み取れるかもしれない。「たかがコーヒーショップ、されどコーヒーショップ」。データサイエンスの面白さは「部屋の中にいる象」にある。

http://flowingdata.com/2014/03/18/coffee-place-geography/

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