2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧
AR(Augmented Reality 拡張現実)やMR(Mixed Reality 複合現実)の技術が急速に進み、世の中には新しいUI(ユーザー・インタフェース)、UX(ユーザー・エクスペリエンス)が数多く提案されている。様々な考え方がある中で共通するのは、人間がコンピュータに…
物心ついた時から、雨の日が好きだった。雨の音は心を落ち着かせてくれた。でも、なぜか雨の日が好きな人が自分以外にいるとは、考えたことがなかった。だからずっと、雨の日が好きなことは、誰にも言わずにいた。Rainymoodは、雨の音を再生するだけのアプリ…
可視化のリサーチをする中で偶然、興味深いゲームに出会った。Groove Coaster Zero(グルーブコースターゼロ)なるiPhone/iPadアプリだ。Groove Coaster Zeroはいたってシンプルなゲーム。ユーザーは一本のラインにそってバーチャル空間を飛行する。ところど…
iPhoneを使うようになって、普段音楽を聴く機会が増えた。最初は持っているアルバムをiPhoneに入れて聴いていたが、好きな曲だけ聞きたくなってプレイリストもいくつか作った。この先さらにエスカレートすると、好きな曲だけをエンドレスで聴きたい、と言う…
先日ニューヨークを襲ったハリケーンは、連日ニュースで報じられた。そのめったにない自然災害を予感していたかのような可視化が、英Guardian紙のデータブログにこの夏投稿されている。"Hurricanes Since 1891(1891年以降のハリケーン)"だ。米国海洋大気局…
Google Experimentにアップされた"Stars"は、銀河系の10万個の星を可視化したコンテンツだ。左上の再生ボタンを押すと、太陽からの宇宙旅行が始まる。太陽系、ボイジャー1号の現在地、1光年、オールトの雲、太陽系近隣の恒星、銀河全体まで、シームレス…
前回のブログ(可視化のメディアはもっと自由だ - サイエンスメディアな日々、インフォグラフィクスな日々)で、データ可視化はもっと自由な発想で行えると書いた。実際、様々な取り組みが行われている。その中でもとりわけユニークなのが、フィンランドで活…
可視化を行うとき、まず考えるのは、どんなデータを使うか、そのデータをどう整理して、どんなデザインで表現するか、と言うことだろう。しかし、もうひとつ、普段忘れがちな、より根本的な視点がある。どんなメディア(媒体)を使うか、と言う視点だ。可視…
「ニューヨークタイムズ日曜版一部に掲載されている情報量は、ルネサンス時代に一人の人間が一生かけて出会う情報量より多い。」(Richard Saul Wurman “Information Anxiety”) Googleが把握しているURLリンクの数は1兆個を越えた。(Google公式ブログ 200…
アメリカ映画通ならきっと欲しくなるポスター。それが、"The History of Film"だ。 「映画の歴史」と言う名前のとおり、1910年代の映画黎明期から現在まで100年間にわたり、2000を超える映画の題名を20のジャンルにわけてプロットしたものだ。ピックアップさ…
ここ数日、新聞などで地盤のリスクが話題になっている。土砂災害のおそれがある山間部や、崩壊の危険性が高い宅地を「可視化」した地図も公開された。このニュースを見て一年前に取材したサイエンスニュースを思い出した。シリーズ学協会の提言 地盤工学会だ…
デジタルの時代になっても、いや、デジタルの時代だからこそ、人間的なものが求められる。とりわけ、人間そのものはどんな科学技術をもっても完璧に模倣することができない。人間の動きは究極の科学であり、同時に究極の美でもある。Matt Pykeの"Made by Hum…