サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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2013-01-01から1年間の記事一覧

世界中の夢を集めたデータベースを作るアプリ:SHADOW

人間がなぜ夢をみるのか、というのは人類の大きな謎なのだそうだ。夢をみることは人間にとって、なにか意味があるはずだ。もし、人類の夢を集めたデータベースを作ることができれば、人類がまだ気がついていない、自然の大きな謎や未来へのヒントを見つける…

CDを利用した浄水器:CD Photocatalytic Reactor

モバイル機器の普及で、CDで音楽を聞くことも少なくなった。昔、レコードからCDへと移り変わった音楽は、もうSSD(半導体メモリ)とクラウドの時代に入ろうとしている。テクノロジーの進化は歓迎するが、長年集めたCDコレクションが無駄になってしまうのは悲…

ヘチマが作る持続可能な未来

最近は「ヘチマたわし」を見かけることもなくなったが、ヘチマは栽培が簡単なだけでなく、元来、高品質の材質だ。水分を含めば柔らかくなり、乾くと硬くなる。軽量で、通気性が良い。この特長は、大量生産される化学合成品にも劣らないものだ。そんなヘチマ…

IKEAが開発した、1000ドルの難民用ハウス:Ikea House for Refugees

現在、全世界には約350万人の難民がいるという。そのほとんどは日々、過酷な生活を送っている。衣服、食料、そして住居、生活に必要な最低限のものさえ、十分手に入らない環境だ。この度IKEA財団が、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共同で開発したのは、…

がれきの下の人命を発見する装置をNASAが開発:'FINDER' by NASA

災害現場では「72時間の壁」と呼ばれる目安がある。早く救助するほど、人命を救える確率は上がるという事実を表現した言葉だ。しかし、瓦礫や土砂に覆われ、救援部隊の行動も妨げる災害現場では、人命探索は困難な作業になる。精度と効率を上げる方法や機器…

立体写真という新しいメディア:3D Photo booth by Autodesk

3D映像、3Dプリンター、3Dスキャナー…。今まで2Dで行われてきた情報の構築・伝達が、ハードとソフトの進化によって、3D化し始めている。3D化そのものは新しい発想ではない。そもそも僕たち生物は、3Dの世界に生きている(少なくともそう知覚している)…

グーグル・グラスとAR技術による自動車修理マニュアル:AR Car Repair Manual by Metaio

グーグル・グラスなどの携帯型AR(拡張現実)機器の普及が進んでいる。エンターテイメントやパーソナルな利用が目立つARだが、産業利用の本道のひとつは、作業マニュアルのAR化だ。例えばボーイング社の航空機組み立て現場等では以前から取り入れられてきた…

広がるUAV(無人飛行機)の活用:Falcon UAVの事例

災害現場での無人飛行機(UAV=Un-Manned Vehicle)の活用が、急速に広がろうとしている。垂直離着陸型では、ホビー感覚で使えるAR Droneや、GoProを搭載しGPSで自動で帰還できるDJI Phantomは、専門家以外にも大きく門戸を広げた。そして、固定翼型も、偵察…

スマートフォン用写真現像機:ENFOJER

いつの間にか、多くのものがデジタル化されている。「ペーパーレス」という言葉も死後になりつつあるくらい、PCやスマートフォンだけでテキストや画像を見ることは、ふつうのコトになりつつある。5000年続いてきた「紙の文化」は、ついに終わるのだろうか?…

クールな未来の時計:ttmm on Pebble

iPhone・Androidとブルートゥース接続する未来の腕時計、'Pebble'。もうすぐ手に入るこのデバイスは、単なるスマホの外部ディスプレイを越えた、新しい文化を生み出しそうな予感がする。その「小さな革命」を担うのが、Pebble上で動くオリジナリティあふれる…

ラッシュアワーを快適にするデザイン: 'FLY' by Dear Cai

東京の通勤・通学は、ストレスがたまる。手を離してもカバンが落ちないくらい密集した車内、線路に落ちそうになる駅のプラットフォーム。毎朝・毎夕、この過酷な体験をしている都会人は、感性が擦り切れても不思議ではない。台湾のデザイナー、Dear Caiは、…

子どもから大人まで誰でも夢中になる「AR砂場」:AR Sandbox by UC Davis

畳一枚ほどの箱に入った白い砂。砂遊びをするように、穴を掘り、山を作る。すると、その深さや高さに合わせて、リアルタイムに等高線が投影される。カリフォルニア大学デイビス校の研究者らが作った「AR砂場」が、米国の博物館(ECHO水族館とバーモント科学…

水温に応じて光の色が変わる蛇口:Glow LED Water Faucet

洗面台やキッチンからの蛇口から出る水を、水温に応じて異なった光の色ーーー水温31℃以下なら青、43℃以上で赤、その間は緑色ーーーで演出してくれる。そんな商品がある。しかも、数百円のリングを蛇口をとりつけるだけの手軽さで、バッテリーや配線も不要。…

シリアを取り巻く情勢を理解する:The Middle East, explained in one (sort of terrifying) chart

シリアでの化学兵器の使用が引き金となり、アメリカなどによるシリア空爆の可能性が高まっている。「イラク後」の中東情勢に、また新たな混乱が加わらないことを願うばかりだ。今回の主役はシリアだが、元々中東の国々をめぐる関係は複雑だ。どの国とどの国…

指輪型のスマートカード:Sesami Ring by M.I.T.

駅やバスなど様々な交通機関でスマートカードが使えるようなった。硬貨や係員が必要だった昔に比べると格段に便利になったはずだが、その便利さに慣れてしまうといちいちスマートカードを取り出すことさえ面倒に感じてくる。(人間の欲求には上限がないもの…

自閉症の人々のための調理器具:Match by Syracuse University

米シラキュース大学が開発した'Match'は、色や形を文字通り「マッチ」させることで、誰もが簡単に料理できる調理器具だ。'Match'開発の主目的は、自閉症の人々がより多くの料理を行えるようにすることだという。'Match'では、例えば、計量スプーンとボウルが…

Wikipediaの編集をリアルタイムに知る:Listen to Wikipedia

世界最大の「知の集積」、Wikipedia。人類初とも言えるこの集合知は、世界中の人の絶えまない貢献によって、拡大を続けている。Stephen LaPorte と Mahmoud Hashemiのプロジェクト'Listen to Wikipedia'は、Wikipediaに加えられた編集を、サウンドとビジュア…

インターネットの1秒間

現代生活は、インターネットに深く依存するようになった。インターネット上には、世界中の人々が発信する膨大な情報が、今この瞬間もアップロードされている。しかし、いったいどれくらいの情報がネット上に送信されているのだろうか?designly.comのインフ…

同心円による、地下鉄路線図のリデザイン

Max Roberts博士によるニューヨーク地下鉄路線図インフォグラフィクスの事例の中でも最も有名なもののひとつが、ハリー・ベックによるロンドン地下鉄路線図だ。水平・垂直と45度のラインのみ、等間隔に並べられた駅、テムズ川以外の地形をすべて削除、とい…

ザーサイの消費量から人口の変化を推定する:ザーサイ・インデックスとは?

中国政府は、2020年までに、現在地方に住む2億5000万人の農民を都市に移住させる計画を打ち出している。この施策のために、人口移動を計る新たな指標が開発された。それが、「ザーサイ・インデックス」だ。 南華早報によると、国家発展改革委員会は各地…

米国各地域の医療費を可視化する

米国の医療費は住む場所によって、大きな違いがある。下のバーチャートは、各疾患について、全米の各病院委託地域(Hospital Referral Region)の医療費と医療保険の負担額を表している。赤色または緑色のバーは患者が支払う医療費の範囲を示す。その地域の…

英語が母国語ではないアメリカ人たち

アメリカの公用語は、もちろん英語。しかし、移民の国・アメリカでは、英語以外で日常会話を行っている人々も多い。 ワシントン・ポストのインフォグラフィクス、"Mapping where English is not the language at home"は、少なくとも10人に1人が英語以外…

可視化なゲーム’Metrico'の詳細が明らかに!

「インフォグラフィックなゲーム」として、発売前から話題になっているSony PSVista用ゲーム'Metrico'。最近のPlaystationBlogで、この新しいゲームの詳細が見えてきた。ブログによると、Matricoの世界は、インフォグラフィクスの要素、例えば棒グラフや円グ…

14ドルのTシャツのコストはどう配分されているのか:What Does That $14 Shirt From Bangladesh Really Cost?

今、僕たちが目にしている商品には、素材、加工、流通、保険、販売など、様々な人々が関与している。その背後には複雑な経済システムがある。しかし、その基本は「価値を生み出した人に、それに応じた報酬が与えられる」ことのはずだ。ニューヨークにあるコ…

風を可視化するファサード:Windsept by Charles Sowers

アーティスト、チャールズ・ソワーズは、現実世界の現象を表現するパブリック・アートを作ってきた。このWindsweptでは、風を可視化したものだ。Windsweptが実際に動く様子は、こちらの動画で見ることができる。 横11m・縦7mの巨大なファサードの全面に、格…

未来の航空会社のウェブサイトは、こうあるべき:ファンタジー・インタラクティブ社の提案

J.D.パワーの2012年の調査によれば、旅行者の87%が、旅行の計画にインターネットを利用しているそうだ。しかし、現在の航空会社のオンライン予約サイトは90年代からほとんど変わっていない。ファンタジー・インタラクティブ社は主要な航空会社のウエブサイト…

世界「最小」の映画:"A Boy and his Atom" by IBM Research

少年の前に現れた一つの玉。少年はその玉を手毬のようについたり、壁に打ち付けたり、投げたりする。やがて玉は雲をすり抜けて空に昇り'THINK'と言う文字になる。そして作成者’IBM'のロゴ。1分半ほどの白黒のコマ撮りアニメは、数十年前の8ミリカメラで作…

アシアナ航空214便に何があったのか: Aviation Safety Networkの分析

7月6日、サンフランシスコ国際空港で韓国アシアナ航空217便が着陸に失敗、2名が死亡、168名が重軽傷を負う惨事となった。その原因は現在調査中だが、着陸時に何らかの「異常」があったと伝えられている。米国で航空事故に関する情報公開を行っている独立組織…

ノーベル賞受賞者が落書きしたら:Sketch of Science

ノーベル賞受賞者が自分の研究を「落書き」で表現したら、どうなるだろう?そんな子どものような疑問を持ったのは、写真家ウォルカー・ステガー。彼がすごいのは、この大胆な疑問を思いついただけでなく、それを実行までしてしまったことだ。ウォルカーは、…

ヒッチコックへのトリビュート:A tribute to Alfred Hitchcock

映画は、様々な視覚表現を開拓してきた。その中でも天才と呼ばれる映像表現者がいる。そして、さらにその先頭に立つ一人が、アルフレッド・ヒッチコックだ。ヒッチコックが作り出した映像表現は、映画という表現の形を決めたと言っても過言ではない。そんな…

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