サイエンスメディア
スペインのCGアニメーション会社ETEREAが、Nature by Numbersと言う映像を公開しています。Nature by Numbersでは、オウム貝やひまわりの種の並びと言う自然と、フィボナッチ数列と黄金比と言う数学の関係を、美しいCG映像で魅力的に見せてくれます。 自然の…
久しぶりにディスカバリー・チャンネルのサイトを覗いてみたら、とても面白い記事を見つけました。題して"Infections Beauty(感染美、でしょうか?)"。ウィルスやバクテリアをガラス彫刻で再現したアートです。 ウィルスやバクテリアと言うと人間にとって…
Nature by Numbers from Cristóbal Vila on Vimeo.数学は人間が頭の中で作り出したものなのか、本来、自然に備わる本質的な性質なのか---。 あまりにも美しい、自然と数学の関係を発見した時、自然の持つ不思議さに畏敬の念を感じざるを得ません。スペインの…
Google Mapで地表を眺めていると、時に自然や人が作ったにしては、あまりによく出来ていると感じる、不思議な地形に出会います。 Cartogrammer.comで紹介されているのは、自然の中のグラフ。GoogleMapの航空写真の中から、ポーラーグラフ、棒グラフ、パイチ…
「NASAが宇宙を研究していることは誰でも知っています。でも、地球のことを研究していることは、あまり知られていません。」と言う書き出しで始まるNASAのサイト、The Blue Mable next generation。昨日紹介した、Earth Observatoryの1セクションですが、さ…
どんなに精巧な造形物も自然の美しさにはかなわない…。 この命題はやはり真実だと思わせるのが、NASAのEarth Observatoryで公開されている写真です。Earth Observatoryの目的は、NASAの研究で得られた気候と環境に関する画像や記事、新しい発見を一般に公開…
「週刊宇宙天気ニュース」が始まりました!「週刊宇宙天気ニュース」とは、太陽からやってくる太陽風が通信などに影響を与える、いわゆる「地磁気嵐」の情報を伝えるインターネット・ニュースです。独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の電磁波計測センター…
チャールズ&レイ・イームズが、科学映像の記念碑「パワーズ・オブ・テン」を発表してから42年。 科学も映像表現も大きく進歩しました。アメリカ自然科学博物館の"The Known Universe"(わかっている宇宙)は、現代の「パワーズ・オブ・テン」です。天文学・宇…
今週から配信を開始した、サイエンス・ニュース・ネットワークは、科学に関する様々な話題を映像で紹介するインターネット放送です。 この番組は、いろいろなコーナーを組み合わせて一回の番組を構成する「アラカルト方式」を採用しています。各コーナー、それ…
久しぶりのブログ更新です。 しばらくブログを書けなかったのは、あるプロジェクトの立ち上げにかかりっきりだったためです。科学技術振興機構のサイエンス・ニュース・ネットワークです。サイエンス・ニュース・ネットワークは、NPO法人知的人材ネットワーク…
視覚と聴覚とともに、暖かさや冷たさと言う触角にも訴える未来のメディア。それが、首都大学東京の串山さんが開発された"Thermoesthesia"です。2006年のアルス・エレクトロニカに出展された時の映像がYouTubeにアップされています。テーブル状のディスプレイ…
宇宙飛行士から見た地球はどのように見えるのか? バイオリニストKenji Wiliams氏が誘う、45分間の宇宙へのライブ・トリップが、Bella Gaiaです。 YouTubeにアップされた5分間のデモムービーを見ると、そのクオリティの高いインフォグラフィクスに圧倒され…
先日、They Might be Giantsの"Meet the Elements"と言うミュージック・ビデオを紹介しましたが、もっと老舗があるのですね。Tom Lehrer氏の"The Elements Song(元素の歌)"です。こちらはピアノ弾き語りのコミカルな曲です。元素の名前をひたすら歌い続ける…
映像と音楽と科学を組み合わせると、こんな面白いものができるんですね。うれしい驚きを持って見たのが、米国のロックバンドThey Might be Giantsの"Meet the Elements"です。「地球上のたいていのものは、C(炭素)H(水素)N(窒素)O(酸素)の4つの元素…
最新の地震をデスクトップで眺めることができるアプリケーションが、EarhQuake3Dです。 地球を表した球体上に描写された地震のデータは、ズームしたり角度を変えたり、また、地震の大きさや時間でフィルタリングもできるようになっています。地震の研究者や…
コンピュータと人間が高度にインタラクションする世界を描いた美しいショート・フィルム、"World Bulder"。制作は、VFXの専門家、Bruce Banit氏です。 "World Builder"はショート・フィルムとしての構成や演出はもちろんですが、中に描かれたインタラクション…
食に対する関心は、今、世界共通の傾向です。 GOOD Magazineのビデオに、ニューヨークの街中でユニークな農業を行っているScience Bargeの活動が紹介されています。 Science Bargeは、船の上に作った科学博物館。現在はニューヨークのハドソン川に「停泊中」…
このブログも今回で100投稿目です。それにちなんで、「パワーズ・オブ・テン("Powers of Ten"」について書くことにしました。「パワーズ・オブ・テン」とは、1977年にチャールズ&レイ・イームズ夫妻が制作した、約9分半のサイエンス・ドキュメンタリ…
生命科学の分野にもすばらしいCGが数多くありますが、映像の完成度と言う観点では、BioVisonsに勝るものはないでしょう。ウェブサイトで公開されている、"The inner life of the cell"は、リアルさと美しさを両立した、思わず見入ってしまうすばらしいCGです…
150年間現役で使われているインフォグラフィクスがあります。 1858年にヘンリー・グレイが著した、"Gray's Anatomy"(「グレイ解剖書」)と言う学術書です。現在第40版を重ねる本書は、今でも解剖学の「バイブル」として世界中で使われています。ほぼ全頁…
米国科学財団(National Science Foundation)が、国際科学技術可視化コンペ(International Science & Engineering Visualization Challenge)と言うものをやっています。 コンペの要旨には次のようなことが書いてあります。「科学は言葉で語られるだけではな…
"Atlas in Silico"と言うインタラクティブな映像作品があります。"Atlas in Silico"とは直訳すると「コンピュータの中の地図帳」と言う意味ですが、実はこの作品、微生物の遺伝情報情報を可視化したものです。 "Glabal Ocean Survey"と言う研究プロジェクト…
フジテレビ「たけしのコマ大学数学科」のDVDを見ました。 この番組、関東でしか放送されていないので、関西在住の私は存在を知らなかったのですが、少し前に、日本数学会が同学会出版賞をマス北野ら3組に贈るとの発表が新聞に載っていて、「コマ大って何?」…
DNAにデータを保存する…そんなことが現実に可能になっています。慶応大学発の学生ベンチャー、スパイバー社ではバクテリアのDNAに識別用のコードを書き込む技術を開発・実用化、ビジネスを開始したとのこと。 バクテリアは発酵や廃棄物処理など工業にとって…
まじめな研究なのに結構楽しめる…そんな、「おもしろまじめ」研究の最近のヒット作が、東京大学大学院情報理工学系研究科・嵯峨山研究室の自動作曲システムORPHEUS(オルフェウス)です。嵯峨山研究室は音楽情報を数理的に扱うアプローチで、ユニークな音楽…
今、各大学にとって、予算と学生をいかに獲得するかが、まさに死活問題になっています。 その解決法のひとつとして、映像を利用する大学も増えています。大学の雰囲気やキャンパスライフを伝えるのも良いでしょう。でも、本来大学は学問を学び、研究を行う場…
サイエンス映像学会の6月例会が開かれます。http://svsnet.jp/?p=33 演題は、「サイエンス映像の近未来〜ナショジオのアジア戦略」。ナショジオとは、かのナショナルジオグラフィックのこと。来日中の、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル編集責任者…
zukan.tv(研究者図鑑)と言うサイトがあります。http://www.zukan.tv/京大発ベンチャーKGCの可知さんを中心に運営されているこのサイトは、「全宇宙の研究者の研究をインタビュー映像で世界に配信する」と言う、非常にチャレンジングなサイトです。 今年か…
この4月に発足した、サイエンス映像学会の第1回関西例会に参加しました。 講演の題目は、「ライフサイエンスを映像化する」。http://svsnet.jp/?p=28講師は京都大学人文科学研究所・文化研究創成部門の加藤和人准教授。加藤氏は、京大理学部で発生生物学を…