この4月に発足した、サイエンス映像学会の第1回関西例会に参加しました。
講演の題目は、「ライフサイエンスを映像化する」。
講師は京都大学人文科学研究所・文化研究創成部門の加藤和人准教授。加藤氏は、京大理学部で発生生物学を学んだ後、JT生命誌研究館の「サイエンス・コミュニケーション&プロダクション」セクターで、映像・冊子・展示・イベントなどの企画・制作も手がけれらた、いわば、サイエンス・コミュニケーターの先駆者のような方です。
数々のすばらしい映像を企画・プロモートされてきた中から得られた、次の知見は、大変参考になりました。
1.研究者が今、一番面白いと感じていることをテーマに
2.あるいは、研究のフロントと社会が接する内容をテーマに
3.映像制作のプロとして誰と組むかは重要
4.誰が、どう使うのがよいかを考える。
教育現場?研究者? →効果的な研究が必要
5.研究者に使ってもらおう
出版と同じように、映像も対象や手法が多様化していくだろう、と思います。