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組込み総合技術展 関西

大阪インテックスで開催された、組み込み総合技術展関西を見てきました。

http://www.jasa.or.jp/etwest/

家電や携帯電話など、さまざまなものにコンピュータが組み込まれる時代を反映して、多くの人が来場していました。

中でも、DSP(Digital Signal Processor)と言うプログラマブルな信号処理装置を興味深く感じました。ちょうど画像処理(エッジ検出)のデモがあり、SDだと1フレーム5ms、リアルタイム処理でも十分余裕があります。これが汎用ハードで、パラメータを自由に変えながら処理できるわけです。


松下電器シニアフェロー、櫛木 好明氏の「デジタル家電に見る組み込みソフトウェアの10年の総括と次のステージ」なる特別基調講演では、「今後、エネルギー問題をベースにパラダイムがかわる。たとえばCO2削減につながる組み込みシステムでなければならない。特にコストの半分を占めるにいたったソフトへの要求は大きくなる。」と言うメッセージが印象的でした。

先日、ビル・ゲイツ氏も今後ハードとソフトの融合がもっと進むだろうと言う趣旨のことを言っていましたし、ユビキタス・コンピューティングと言う言葉もは一般的になってきています。

映像を含めて、ハードとソフトをどう組み合わせるか、そのアイデアが重要になってきていると感じます。

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