先日の産学官連携会議で、大阪電通大の開発したkikimimiと言うゲームを体験しました。
kikimimiとは、「音で遊ぶカードゲーム機」。宝石のような「コマ」のひとつひとつにRFタグが埋め込まれていて、専用の読み取り機にかざすとその内容が読み上げられます。イヤホンで聴けば自分にしか内容がわからないので、目の不自由な人もトランプが楽しめるのです。
説明者に「なぜカードにしないのですか?」とたずねたところ、もともとは「カード」を使っていたが、このシステムではカードである必要がないことに気付いたとのこと。また、「コマ」の名前も、ハートとかスペードではなく、「ピーナッツ」とか「ビスタチオ」とか、より認識しやすいものに変えたと説明してくれました。
ひとつの制約条件がなくなれば、それまで当たり前と思っていた他のことも、そうである必要がなくなるわけですね。
少しヒントになりました。