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Fittsの法則

最近、Interaction Designの本を読んでいます。その中に、Fittsの法則なる理論が書かれていました。Fittsの法則とはUIデザインでは有名な理論なんだそうですね。

その第一法則は、「移動時間をMT、目標までの距離をA、目標の大きさをWとすると次の式で表わされる。MT=Imlog2(2A/W)」となります。これでは、なんのこっちゃ?ですね?
簡単に言うと、ボタンは大きいほど、かつ、近いほど、マウスを早く移動できる、と言う、ある意味誰もが体験していることです。

第2の法則は、「UIはエッジやコーナーにおけ。」なぜなら、マウスが行き過ぎないからだそうです。

そして第3の法則は、上端のプルダウンメニューより、オブジェクト(ボタン等)近くのポップアップメニューの方が早く操作できる。例えばWindowsで言えば、通常のメニューバーよりも、画面の任意の位置で表示できる右クリックメニューの方がはやい、と言うことでしょうか。そういえばPCに慣れるにつれて右クリックメニューを使うことが多くなってきたような。。。

MouseとKeyboardの黄金時代に変化の兆しが見えてきた今、Interaction Designはこれからとても重要になることは間違いありません。

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