某保険会社のＨさんは個人で開業した当初から何年もオフィスに通ってくれているのですが、なぜだかすれ違いが多く、先日もちょっとオフィスを空けていた間に来てくれたようで、戻ってくると机の上に保険会社の広報誌が置いてありました。
申し訳ないな、と思いながらぱらぱらとページをめくると、「和歌と携帯メールの類似点」なる興味深い見出しに目が留まりました。この記事には次のように書いてありました。
「テクノロジーの進歩によって、情報の運び手であるメディアは様々に姿を変えてきたが、変わらないのは伝えようとする『気持ち』である。現代の女子学生は一日に何十通も携帯メールを交換しているが、平安時代の日記を見ると当時の女性も一日に何度も和歌を送りあっていたらしい。言葉の微妙な変化を楽しんだり、相手の気分を害さない表現を考えたりしていた様子は、携帯メールのやり取りと本質的に変わらない。」
なるほど、携帯メールのようなやり取りは決して新しい文化ではなく、1200年前から変わっていないと言うことなんですね。
