先日、10年後もっとも魅力的な仕事は、新しい統計屋である、と書きました。この背景には、インターネットの普及によって大量のデータにアクセスできるようになったことがあります。
私たちが今、どれくらい多くのデータに直面しているかを示す「データ」には次のようなものがあります。
- 「ニューヨークタイムズ日曜版一部に掲載されている情報量は、ルネサンス時代に一人の人間が一生かけて出会う情報量より多い。」(Richard Saul Wurman “Information Anxiety”)
- 2006年に作成もしくは複製されたデジタル情報量は、161エクサ( 1億6100万テラ)バイト。 これは、これまでに書かれた書籍の情報量合計の約300万倍にあたる。(米IDC調査)
膨大なデータにアクセスできることは恩恵でもあると同時に、新たな問題でもあります。データを活用する者としない者には大きな差が生まれるからです。
この問題を解決するひとつの方法として、視覚化=ビジュアリゼーションを活用する場が広がると、さらに確信する今日この頃です。