先日久しぶりに本屋に行きました。「特集本」コーナーにサイエンス系の本が多数おかれていました。サイエンス系とは言っても専門書ではなく、サラリーマンが通勤電車で読めるような軽めの本で、このようなポップなサイエンス系の本がたくさん出ていることに驚きました。
さて、そのポップなサイエンス系の本の中で、目が留まったのが、竹内薫氏の「へんな数式美術館」。世の中の、実におかしな数式を鑑賞するという、ユニークな本です。
衝動買いしました。
僕は「理科系」ではありますが、けっして数学は得意ではなく、特に大学に入ってからは連続とか複素数とかN次元とか言う、実感できない世界についていけずドロップアウトしました。そのためか逆に数学に一種のあこがれがあり、今でも数学を理解したい、と言う気持ちが強いようです。
負け惜しみではないですが(!)、最近は、数学を「鑑賞する」ような軽い気持ちで接すると、数学の面白さ、奥深さ、そして意外に実世界とつながっている驚きに、誰もがはまると思っています。
けっして、数学的に理解しているのではなく、日曜日にアートを鑑賞するアマチュアのような感覚なのです。(わかってもらえるでしょうか。)
「へんな数式美術館」が本屋に置かれていると言うことは、僕のような「へんな数式愛好家」が少なからずいるのだと思って、少し嬉しくなりました。