東急ハンズ梅田店で開催されている、「活版メッセ」に行ってきました。主催は関西活版倶楽部。
会場ではポストカードに活版でメッセージを入れられるとのことで、僕もやってみました。うれしいのは、印刷をやってもらうのではなく、自分で活字を選んで、組んで、印刷作業体験できると言うことです。文字はすべて鏡に映った状態、つまり、逆に組まなければいけないのですが、意外に難しい。最初は数文字上下逆さまに入れたりと悪戦苦闘。活字には底面には線が入れてあってそれを見れば良いんだと後で知りました。とにかく、なんとか一式を組んで印刷できました。一発勝負の印刷工程は失敗が怖かったので、スタッフの方にお願いしましたが。
活版印刷は力の入れ具合によって紙に凹凸が生まれます。本物の「エンボス」です。２次元の紙に凹凸による人間的な、温かい趣きが加わることが発見でした。
「手触り感」のある印刷、人のぬくもりを感じる「アナログ感覚」が、デジタル全盛の世の中だからこそ必要なんじゃないか、そんなことを思えた体験でした。
今回の案内をもらったG-GraphicのIさん（活版メッセのアートディレクター）にも感謝です。
