ソーシャルネットワークとモバイル端末の普及によって、個人の思考や行動の情報をリアルタイムで把握できる時代が現実的になってきています。TwitterやFoursquare、Facebookを「いつでもどこでも」使うことが特別なことではなくなり、知人が今どこで何をしているのかがリアルタイムで伝わり、それに対する自分の感想や意見もリアルタイムで返すことができる。
そんな時代のコミュニケーションはどうなっていくのでしょうか。
"Invisible Cities"は、都市のソーシャルネットワークを可視化する実験プロジェクト。TwitterとFlickrのテキスト、位置情報、投稿画像を、都市の3Dマップ上に表示、俯瞰するものです。どこでどんな情報が発信され、それらがどう繋がっていくのかを、Tweetを表すプロットと、発信されたテキストから抽出されたキーワード、そして各Tweetのつながりの示すラインによって把握できます。
"Invisible Cities"はまだ開発途上のプロジェクトで荒削りの部分もありますが、現在の「テキスト検索」の次に来る、情報検索の多層化/多次元化への、ひとつのアプローチとしてヒントになる取り組みです。