携帯電話に無線LAN、無線キーボード&マウス。。。いつのまにか、私たちのまわりは電波だらけになってしまいました。先日、WHOから、携帯電話の電磁波が健康に影響する恐れがある、と言う調査結果も発表され、「電磁波コンシャス」の人も増加しているかもしれません。
そういうことと関係があるのかどうかはわかりませんが、"Immaterials: Light Painting WiFi"はWiFi電波を可視化するアート作品です。方法はいたってシンプル。80個のLEDを一列にとりつけた長さ4mのポールは、WiFi電波の強さと比例した数のLEDが点灯するようになっている。そのポールを持って歩き回る様子を長時間露光で撮影すれば、WiFi電波の強さで描かれたバーチャルなイルミネーションが現れる、と言うものです。
Vimeoにアップされたメーキング映像を見れば、制作方法がよくわかります。
完成した作品を見ると比較的広々とした屋外でも電波の強さは一様ではないし、同じ場所でも時間とともに電波の強さは変化する、と言うことがわかります。
シンプルですが、その分、見る方にイマジネーションが膨らむ作品だと思います。