GOODのサイトに掲載されている、"Who is the Next Generation Scientist?" (次世代の科学者は誰?)というキャッチコピーのついたこのインフォグラフィクスは、米国における理系各分野の男女比を見える化したものだ。STEM(Science Technology Engineering and Mathmatics: 科学、技術、工学、数学)全体の男女比は 53:47とほぼ平等、さすが米国と言う数値だ。特に女性の進出が目立つ分野は、心理学(77%)と生物学(60%)。一方でコンピュータ・サイエンスや工学は女性がかなり少ない(ともに女性比18%)。
あらゆる分野で男女の割合が等しくなる必要はないと思うが、女性が極端に少ない分野はやはり気になる。「3K」気味な工学に女性が来ないのはわかるが(ちなみに僕が大学生の頃、工学部の女性比率は数パーセントだったように思う。だから工学部に入った女性はほぼ間違いなくもてた)、コンピュータや数学はかなり「クリーン」な学問なので、女性に向いてない分野とも思わないし、その分野に女性を受け入れない壁があるとも思えない。まわりにはコンピュータ好きの女性もいるので、女性の方々が敬遠している理由を今度聞いてみたいものだ。
コンピュータと数学ができる男性が「かっこいい」と思われ、尊敬され、女性にもてる時代が来ることを本気で願っている。これからは「データ・サイエンティストの時代」なのだから!
そんなことはともかく、今回のように身の回りにあるどんな情報も、そのままの数値ではなくインフォグラフィクス化することで、より多くの人の目に触れる。それが大事なのだ。