アイコネイソン(Iconathon)と言う活動が米国で始まっている。参加者が自分でアイコンをデザインすることで、社会に貢献しようという活動だ。アイコネイソンとは、アイコンとマラソンを組み合わせた造語で、今、流行りの(?)ハッカソンなどと同じく「オープン&シェア」の流れの一つだ。
例えば、ロサンゼルスでは市内を流れる川とその流域を保全するために、アイコネイソンが開催された。市民が参加して川の保全のアイデアを出しあい、提案を表すアイコンを参加者自身がデザインする。もちろん「デザインは初めて」と言う市民でも参加できる。他にも、サンフランシスコでは街の再生のアイデア、ノースカロライナでは省エネのアイコネイソンが開かれている。
このユニークなイベントの雰囲気はウェブの記事から想像することしかできないが、アイコンをデザインすると言う行為によって、活動の目的やゴールが可視化され、共通認識を持ちやすくなる効果があるように感じる。言葉だけでなく、絵を書くことによって、より具体的になる。
「絵に描いた餅」にならないような努力が必要だが、「口先だけ」に比べれば、はるかに良いだろう。