オリンピック・シーズンにぴったりの、なかなかしゃれたインフォグラフィクスを見つけた。
"oceaniaeuropeamericasafricaasia"(オセアニアヨーロッパアメリカアフリカアジア)と名付けられたこの作品は、世界の5大陸のデータを表現したもの。可視化に用いたルールはシンプルで、同じくシンプルで洗練された(そして見慣れた)五輪マークを使うことで、ミニマルデザイン的なインフォグラフィクスになっている。
五輪マークの青・黄・黒・緑・赤の各輪は、各々、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニア・南北アメリカを表し、各大陸のデータを輪の大きさで表現している。使われているデータは、肥満度、銃所有者、マクドナルド店舗数、人口、人口あたりCO2排出量、自殺者数、HIV感染者数、軍事費、囚人数、Facebookユーザー数、有害廃棄物、亡命希望者、カトリック神父数、テレビ所有世帯率、コカコーラ売上割合、小児死亡率、億万長者数だ。
5つの円の大きさの変化は、データ可視化のコンセプトも良いが、単純なアニメーションは子供も楽しめそうだ。
ただ、いくつかのデータは不正確、あるいは、各地域の定義が一般とは異なっているように思う。このセンスの良いインフォグラフィクスの価値を下げないためにも、そこは見なおしてもらいたい。