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ソーシャル・メディアと大統領選挙

http://advertising.yahoo.com/blogs/advertising/infographic-social-media-growing-impact-elections-200007844.html
日本も選挙の話題で持ちきりだが、今年はアメリカも盛り上がっている。そう、大統領選挙の年だ。
日本ではまだ選挙活動でインターネットを利用することが認められていないが、米国ではもはやメイン・ツールになっている。しかも4年前の大統領選挙よりも、ソーシャル・メディア、は格段に浸透している。新聞やテレビよりも、ソーシャル・メディアとインターネット、なのである。

Yahoo! Advertising Solutionに、ソーシャル・メディアが大統領選挙に与える影響をテーマにしたインフォグラフィックが掲載されている。記事には次の通り書かれている(和訳は僕が行ったもの)。

4年前、ソーシャル・メディアは投票者と政治家の有効なコミュニケーションツールとして登場した。当時、Facebookユーザーは4400万人、Twitterユーザーは340万人しかいなかった。MDG Advertisingによるこのインフォグラフィックによれば、4年後の今、1億4300万人のFacebookユーザと2400万人のTwitterユーザーがいる。
アクティブ・ユーザーは各ソースが異なった方法で見積もっているので、これらの数字も変わるかもしれない。しかし、少なくとも前回の選挙からソーシャル・メディアの利用は爆発的に増えている。事実、現在、米国の成人の5人中4人がソーシャル・メディアを利用しており、そのほとんどは投票者である。我々が先週報告した通り、米国の成人の82%が、ほとんどの選挙に関するニュースをインターネットから得ていると推定されている。
今週のインフォグラフィックは、前回の選挙からのソーシャル・メディアの急速な成長と、ソーシャル・メディアがどのように使われ、今回の選挙にどのように影響するかを伝えている。
*eMarketerによると、データはFacebook/Twitterに少なくとも月1回アクセスする18歳以上のインターネットユーザーを基にしている。

このインフォグラフィックによると、インターネット広告への支出は、2010年の中間選挙から2倍になっているそうだ。特にFacebookの活用が高い。
実名登録が基本のFacebookが個人が情報を入手し、発信するメイン・ツールとなりつつあるのなら、直接選挙の時代が実現する日もそう遠くないのかもしれない。

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