サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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可視化のメディアはもっと自由だ

https://speakerdeck.com/moritzstefaner/visualizing-marathon-2012-designer-q-and-a
可視化を行うとき、まず考えるのは、どんなデータを使うか、そのデータをどう整理して、どんなデザインで表現するか、と言うことだろう。しかし、もうひとつ、普段忘れがちな、より根本的な視点がある。どんなメディア(媒体)を使うか、と言う視点だ。

可視化に使うメディアと言うと、デザイナーが普通に思いつくのは、

  • 印刷物(ポスターやフライヤー、書籍)
  • 映像(アニメーション、CG)
  • インタラクティブコンテンツ(ウェブ、ビジュアル・プログラミング)

くらいだと思う。

実は可視化はもっと幅広いメディアを利用することができる、とVisualizing.orgのデザイナー、Moritz Stefaner氏は言う。
Stefaner氏がVisualizing Marathon 2012のQ&Aで紹介しているのは、オブジェ(造花の種類と大きさ)、自然(山の稜線)、Tシャツ、地図とピン、アート作品、料理など。
ありとあらゆるものが、データ・ビジュアリゼーションに利用できる。そういう視点で可視化を考えることも必要だ。メディアの選択も、可視化作業の重要な要素なのだ。




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