AR(Augmented Reality 拡張現実)やMR(Mixed Reality 複合現実)の技術が急速に進み、世の中には新しいUI(ユーザー・インタフェース)、UX(ユーザー・エクスペリエンス)が数多く提案されている。様々な考え方がある中で共通するのは、人間がコンピュータにあわせてきた時代が終わり、ようやくコンピュータが人間の本来の思考や行動に合わせる時代になった、と言う認識だ。
3Dアーティスト/モーション・デザイナーのJ.R.Schmidtの描く、近未来のコラボレーションが、"The Future of Collaboration"だ。この映像では、
- デスクマットのようにフレキシブルなタッチパネル
- 眼鏡サイズの空間プロジェクターと空中投影された3Dモデル
がメイン・ツールとして登場する。
実は会議に参加しているメンバーもバーチャルな情報だった、という「落ち」は、未来のコミュニケーションでは「アトム」と「ビット」の区別も意味がなくなることを暗示している。
ここで描かれて未来像は、まだ先の夢の世界である。しかし、いずれやってくる未来は、Schmidt氏の想像…それはあくまでも今の技術の延長線上にあるのだ…をはるかに超えているかもしれない。
そんな予感がする。