今年、結成50周年を迎えた、ローリング・ストーンズ。50年間同じバンドを続けてきたこともすごいが、もっとすごいのは、今だにライブ(コンサート)を行なっていることだ。しかも、最近、より精力的にコンサート・ツアーを展開している。
その、ロックの歴史とも言えるバンドの「軌跡」を可視化したのが、"50 Years of concerts of the Rolling Stones"。1963年から2005年までのストーンズのツアーの動きを、世界地図上でインタラクティブに見ることができるコンテンツだ。
ファンにとっては内容も魅力的だが、僕が興味深く思ったのは、すべてのデータをWikipediaから取得していることだ。(WikipediaにはThe Rolling Stones concerts - Wikipedia, the free encyclopediaと言うエントリーがある!)「集合脳」としてのインターネットには、すでに予想以上のデータが存在しているようだ。
ちなみに、ローリング・ストーンズがツアーで移動した距離は延べ96万km。地球24周に相当するそうだ。インターネットがさらに発展し、あらゆるものがオンラインでアクセスできるようになれば、ライブ・ツアーもいつかなくなるのだろうか。それは少し寂しい気がする。